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【温泉豆知識】湯浴みを楽しむために知っておきたいこと

普段何気無く入っている温泉かと思いますが、皆さんは温泉に関してどこまでのことを知っていますでしょうか?
もちろん温泉のことを知らずとも十分楽しむことができますが、やはり知識をつけたうえで浸かる温泉はまた楽しみ方が違ってきますよ。
本記事では温泉豆知識として、湯浴みを楽しむために知っておきたいことについていくつかご紹介していきます。

そもそも「温泉」ってどういうもの?

「温泉」と聞くと、何となく「良いお湯に浸かることができる」というイメージをお持ちの方も多いかと思います。
しかし「温泉がどういうものか?」と問われると、そのイメージも曖昧な表現になってしまうのではないでしょうか?
そんな「温泉」というものに対し、きちんとルールや決まりを決めて運用するようにしましょうと定められたのが、昭和23年(1948年)に施行された法律「温泉法」です。
この温泉法では、地中から湧出する温泉・鉱水・水蒸気・ガスの中で、「温泉」と呼んでも良いとされているものに関して2つの定義をしています。
1つ目は「温泉源から採取される温度が摂氏25℃以上のもの」、2つ目が「1kg中に含まれている特定物質が一定以上のもの」の2つです。
2つの中でどちらかを満たしていれば良いため、地中から25℃以上の温水・鉱水、水蒸気・ガスが湧き出ていれば温泉として認識されます。
また冷たい場合でも、特定物質が一定以上含まれていれば温泉として捉えられるのです。

温泉も「鮮度」が大切?

温泉も鮮度が大切

温泉に行くと、「源泉かけ流し」という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか?
湧き出たばかりの温泉がピュアな本物の温泉であることは間違いありません。
源泉かけ流しとは、お湯を「加水」「加温」「ろ過・循環」「添加」していない温泉を指します。
限りがある地下資源とされている温泉を「源泉かけ流し」として楽しむことができるのは、非常に贅沢なことなのです。

入る前に知っておきたい温泉ルール

温泉をはじめとしている共同浴場においては、衛生的な面から「お湯を汚さないようにする」という決まりがあり、基本的にタオルを湯船に入れるのはマナー違反であるとされています。
また、湯浴み着であればバスタオルに比べると衛生的であると言われている一方、素材によっては汚れてしまうという例もあります。
そのため「湯浴み着であればどこでも問題なく温泉に浸かれる」と思うのではなく、許可されている温泉のみ使用するようにしましょう。

湯浴みを楽しむための入浴方法

湯浴みを楽しむための入浴

とくに意識せず温泉に浸かって「心地よい」と楽しむのも良いのですが、実は正しい入浴方法を実践するだけで一層温泉の入浴効果を高めることができます。
知っておくだけで損することが無い、湯浴みを楽しむための入浴方法をご紹介しましょう。

1. 入浴前に水分補給する
2. 心臓から遠い部位から「かけ湯」をする
3. 濡れたタオルを頭にのせる
4. 一度で長湯するのではなく「分割浴」をする
5. 疲労回復の際には、足浴による「温冷交互浴」をする
6. 入浴後にも水分補給する

以上、6つのポイントを意識しながら湯浴みを楽しんでみてくださいね。

おわりに

本記事では温泉豆知識として、湯浴みを楽しむために知っておきたいことについていくつかご紹介しました。
さまざまな温泉知識をご紹介しましたが、これらはあくまでもほんの一部です。
温泉は基本的に「ただ入浴する」というだけでも非常に心地の良いものですが、温泉のマナーはもちろん特徴や由来などを知っておくと、よりその効能や楽しさを感じることができるのではないでしょうか?
温泉毎に効能が異なるので症状に合った温泉を選ぶようにして、楽しい温泉ライフを過ごしてみてくださいね。