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日本酒と睡眠

ロンドン大学の研究員が睡眠に関わる栄養素の興味深い研究を発表しました。
少たんぱく質・高糖質の料理を食べる人は睡眠中の目覚めが低く、逆に高たんぱく・低糖質の料理を食べる人は寝つきが悪くなる結果となりました。

日本酒は理想的な糖質とたんぱく質

少たんぱく質・高糖質のお料理や飲み物で私たち日本人になじみのあるものといえば、『日本酒』が挙げられます。
日本酒の成分はたんぱく質が0.25%に対し、糖質は2.2%で、安眠に理想的なたんぱく質と糖質のバランスの機能食品と言えます。
アルコールの中で、ワインでもビールでもなく日本酒が快眠に適していると聞くとなんだか誇らしい気がします。

日本酒でリラックス

日本酒が睡眠に与える影響については、アルコールの中枢神経抑制作用が関与しています。
アルコールは中枢神経系に影響を与えリラックスや眠気を促進します。アルコール摂取によりGABA(γ-アミノ酪酸)の作用が増強し、興奮性が低下することで眠りに入りやすくなるためです。
ほろ酔い気分が引き起こされる要因はGABAにもあったのですね!

酒を日常的に飲酒していない方に効果あり

アルコールを就寝前に少量から中量飲むと、寝つくまでの時間が短縮され、深い眠りのノンレム睡眠が増加します。日頃、就寝前にお酒を飲まれていない方には特に効果が高いと言われています。
ですが、継続して就寝前の飲酒をすると耐性ができてしまい元の状態に戻ってしまいます。
また、多量に日本酒を飲んだ場合はアルコールが分解される過程で、睡眠の中断や浅い眠りが引き起こされ睡眠不足を引き起こす可能性があります。
したがって、健康な睡眠を保つためには、就寝前のアルコール摂取は慎重にする必要があります。

就寝前の日本酒の楽しみ方

少量の日本酒をご両親やパートナー、気の合う友人と週に1度程度就寝前に楽しんでみてはいかがでしょうか?